静岡から想いを届ける供養の桜

静岡県の曹洞宗青年会は震災後、真っ先に被災地に入って瓦礫撤去活動をしたました。
その中の「志太仏教同志会」という方々が3回忌に合わせ、追悼法要と鎮魂の桜を植樹したというご報告を頂きました。

静岡から東北を見つめて頂いていることに、とてもうれしく感じた次第です。

きっかけは、私が昨年鎮魂の桜植樹の活動報告で静岡に招かれた際、「静岡でも鎮魂の桜を植えて頂ければ、静岡からの追悼の想いが被災地東北に届くはず、静岡の地に桜を植樹してはいかがでしょう」
と言ったのが縁になり、今回の活動となりました。

あれから2年が経ち、忘れられかけている人もいたり、今度は大震災が自分のところで起きるかもしれないという不安で、東北をよそ事と感じている人も大勢いるように聞きます。

そんな中、いつまでも忘れない、いつまでも見守る、という桜の想いが静岡から東北に向けて届けられたということは、曹洞宗青年会の皆様に深く敬意を表したいと思います。

静岡の桜が満開の頃、東北の花は咲き始め、静岡の桜が散る頃には東北の桜は満開を迎えるように、花を見れば想いは伝わって行くものです。

そして、亡くなった方は忘れられるのが悲しいと言います。

その人がこの世に生きた証を呼び戻す。

これが供養なのかもしれません。

我々僧侶ができる勤めでもあります。

桜を植えることによって、全国いたるところから想いは一つになって、東北に集まってくる。

桜の精霊が自分達でネットワークを構築するような、そんな初めの一歩が静岡の鎮魂の桜だと考えます。

 

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