不安を坐禅が解消!②

次にまた実験です。40~70代10人に緊張、不快、疲労、抑うつ、不安の5項目の度合いの問診テストを実施し、自分が今どのような状態であるかを確認しました。

その後、こんなイメージをしてくださいと言います。

「目を閉じて、小川が流れています。葉っぱが流れてきました。」

「次に心の中に目を向け、考え(いいことも悪いことも)を、その葉っぱの上にのせて、ポンと手放す。」

「考え・思いが浮かんだら、それを取り出して葉っぱにのせて流してやる。そんなイメージを毎日15分間続けてください。」

というトレーニングです。

一週間後、参加者は

①寝つきがよくなった

②イライラが減った

③顔のケイレンが減った

などの効果があったと言います。

このトレーニングは、

人間は考えようとしなくても、常に何か考えている。

それに気付かずさらに考え続けている。

考えの風船の中から出られないでいるのです。

風船の中にいるので、考えていることと現実の区別がつかなくなってしまう。

不安はその連鎖が止まらないこと。

風船の中で自分が考えていることが現実になって、飲み込まれてしまうのです。

一度風船から出て、“いまこのような思い(考え)が出てきたぞ”

と取り出して、流してやるということ。

嫌なことを水に流すのではない。むしろ、逃げないで見ようとする行為。

(流すのは思考であって、現実はちゃんとそこにあるということ。)

余計なことは流して、現実をしっかりと見据えるということだ。

(何も足さない、何も引かない)

大切なことはぐるぐる廻りの風船から抜け出て、取り出して捨てること。

または、高いところから俯瞰(ふかん)すること。

電車の窓から遠くの景色を見流すこと。という表現も当てはまる。

そして、このトレーニングをもっと有効にする魔法の言葉がある。

それは、・・・と思った。ということ。

考えていると、それが事実となるような勘違いをしてしまう。

それは、考えだということに気付くこと。

例えば、俺はダメなんだよな~。の、俺が見えてくる。

何をやっても駄目だよな~。それが見えて沈んでしまう。

大したことはないと思う。

・・・と思っただけ。考えていることは事実ではない。

グルグル考えが止まらない時は、このように考える訓練をすること。

実験者となった女性は、

そうだ、そんな風に見たらいい(考えたらいい)と思うようになった。

大難が小難と考え、変化している自分に気付いたという。

◆視聴者からの質問

Q:小学生の子供が不安症ですがという質問に

A:子どもは成長するので母が心配しすぎないこと。成長を見守ること。

うまくできた時は、リラックスさせ成功体験として蓄えること。

Q悪い考え(ネガティブな)は流すのと同時に、良い考えも流すのですか?

A:良いこと(幸せな考え)は、そのまま考えていると、だんだんと興奮してくるので、良い考えもすべて流すこと。

Q:葉っぱが沈んでしまったと感じた人は?

A:辛すぎる(重すぎるので)この練習方法はやめること。

◆アドバイス

・不安症の病院を探すにはネットで専門医を探すことも良い。

・不安症は遺伝ではない。せっかちや心配性として遺伝するかもしれないが、病気として遺伝することはない。

・不安症は興奮している状態。疲れ、落ち込むと鬱の状態になる。(ウツはエネルギーが落ちている状態のこと)

・パニック症は脳の病気。薬が役に立つ。誰か一緒に付き添い自信をつけることも良い方法。

(つづく)

 

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